交渉力強化研修
交渉とは、「意見や考え方が異なる双方が、満足した形で話を締めくくる」ことです。
米国のコンサルタント、ヴァネッサ・ヘルプスによると、「交渉とは、それぞれ異なる当事者双方のニーズを満たすために(共に勝つ)素晴らしい解決策を求めるプロセスである」と定義しています。
【交渉で最善の結果を得る方法】
たとえどんなに激しい意見の対立があっても、コミュニケーションをよく図り、相手の言うことをよく聴き、相手に敬意を払うという方法です。なぜなら、批判の対象は人ではなく相手の主張であるからです。そして、相手もあなたと同じように最善を尽くしているのです。
シーズ・コンサルティングの交渉力強化研修はあらゆるビジネスシーンで要求される、社内、社外の人との交渉(折衝・対立解消能力)技術の向上を図ります。
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研修の特徴
【相互利益獲得型交渉戦略】
交渉というと、多くの場合相手との対峙を連想しがちです。お互いの利益を主張し合い、力関係により妥協点が決まるということをイメージしませんかしかし、これだと交渉成立後も「勝った、負けた」「得した、損した」の感情が残ります。1回かぎりの交渉ならこれでも事は足ります。
しかし、負けた相手はどこかで借りを返そうとするものです。後々の双方の関係を考えると、このプロセスは得策と言えません。相互利益獲得型交渉戦略とは、お互いの利益を尊重し双方納得の交渉結果を得ることを目指します。ここで言う「お互いの利益の尊重」とは、自分自身の利益の最大化を図りながら、相手の納得を獲得する戦略プロセスです。【NLPによるコミュニケーションスキル】
NLPによる交渉相手とのコミュニケーションスキルは、映画「交渉人」でも話題になりました。人質救出という困難な状況で、交渉を決裂させることなく妥協点を導き出すという映画です。交渉相手の心理を探る質問話法、相手の心の動きをしぐさや表情から判断する技術(キャリブレーション)等、交渉を有利に導くスキルが満載です。
【豊富なテキスト】
職場でいつでも振り返り、再学習ができるように豊富なテキストを完備しました。仮説の設定・検証・提案までのステップはワークシート方式によりコピーを取れば、実際の交渉にそのまま活用が可能です。
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研修の内容
講義・実習で学んだそれぞれのスキルを視聴覚機材を活用したロールプレイングにより定着させます。一方的に伝え理解を促すのではなく、対話式講義、ワークショップ、そして経験豊富な講師からのフィードバックやアドバイスにより、自ら気づき、行動化を目指します。
項目 詳細 アイスブレーク
(実習&講義)・身体と心の緊張をほぐす 交渉とは
(講義)・交渉の意味と意義
・交渉の戦略シナリオ作成
(実習)・自分の理想的な結果・現実的な結果・後退できる限度
・相手の理想的な結果・現実的な結果・後退できる限度相互利益獲得型
(実習&講義)・相手の何を理解できているのか?
・相手が交渉から得たいと思っているものは何か
・共通の立場を認める
・この交渉から両者ともに得たいと思っているものは何か
・交渉の結果が第三者に与える利益コミュニケーション戦略
(実習&講義)・ペーシングスキル(交渉相手との関係を有効な関係に保つ技術)
・キャリブレーション(相手の心の動きをしぐさや表情から判断する技術)
・トレード・オフ(交換・相殺)の考え方ケース実習
(実習&講義)・ロールプレイングと客観的フィードバック ※基本は2日間。日数は御相談に応じます。